どの時代においても、
科学の知見を複眼的に検討し、
常に人に寄り添った価値を提供し続ける
株式会社ロワのアトリエ 代表取締役社長
植木 都顕(Ueki, Kunitaka)
信頼できる情報とは、一言で言うならばエビデンスレベルの高いデータに基づいた情報です。例えば、新薬の効果を測定したデータであれば、1000人が実験に参加して得られた結果と、マウス1匹で得られた結果ではどちらの方が信頼できるでしょうか。当然、前者の方が信頼できるデータと判断できます。このようにエビデンスによって根拠の強さに差があり、知識をただ持っているだけではなくエビデンスレベルの高い情報を見極めることが重要なのです。
複眼的思考とは、あらゆる学問分野、立場、状況などから対象を検討することです。ある分野から考えるとメリットがあることであっても、別の分野から考えると状況によってはデメリットとなるようなことも多々あります。複眼的に考え、メリット・デメリットを洗い出したうえで最適な選択をすることが大切です。
せっかく手にした有意義な知見も、日常生活で活かせなければ価値はありません。しかし、日常生活で活かすのは少しハードルが高いように感じるかもしれません。知識を活かすには、知識を行動レベルまでブレイクダウンすることが重要になります。私たちはプロダクトやコンテンツを通してこれらをサポートすることによって、常に人に寄り添った価値を提供し続けることを目標にしています。
私たちは沢山の情報に囲まれて暮らしており、そのなかには誤った情報、根拠の薄い情報も沢山存在します。このため、信頼できる情報を見極め、複数の視点から検討して最適な方法を選択し、それを日常生活に活かすことが大切なのです。私たちはこれをサポートすることで、常に人に寄り添った価値を提供し続けることを目標としています。